Heart Beat Count

両手いっぱいの好きを、たまに言葉にしたくなる

Summer Paradise 2018でTravis Japanの物語の当事者になった

Summer Paradise 2018

Travis Japan公演に行ってきた。

 

初日の夜と、翌日の昼。

昼公演の感想がTLに流れてきたので、どうやら中村海人さんが足を怪我して、一部の曲は不在らしいとは知っていた。

自担である安田章大さんの体調のことや、河合郁人さんの骨折のことなどが頭をよぎり、腹の底がヒュッと冷たくなったけど、ステージに立てないようなものではないと分かって安心した。

Youtubeで足切ったって言ってたね。癖になるようなものじゃなくてよかった)

 

公演を終え、東京から札幌に帰ってきてからも、あまりに心がいっぱいになって、たまらなくて。

「確かに動いた心を、なかったことにはできないから」*1この感情を落とし込めるように文章を残しておこうと思う。私情ばかり。

 

 

 

 

 

まず、私が初めてファンクラブに入るほど好きになったジャニーズは、関ジャニ∞が初めてだったのだけど、

「アイドルを応援している」というより、「関ジャニ∞が好きで、ジャニーズかどうかは関係ない」という感覚だった。

それは、彼らがアイドルっぽくないとかそういう次元の話ではなく、単純に「ポルノと一緒にMステに出演していたアーティスト」として出会ったからだ(好きやねんとか桜援歌とかを歌っていた時期だった。デビューのことも知ってはいたけど、個人全員分かるわけでもなく、なんか顔を見たことある子がいるな~という程度だった。)

ほぼリアルタイムで色々な混乱があったし、うちは衛星放送が映る環境じゃなかったから、他のジャニーズはいざ知らず、とにかく関ジャニ∞を追いかけることに必死だった。

 

ちなみに、それ以前も天テレで見た生田斗真くんが大好きだったし、三宅健くんを世界で一番好きな顔だと思っていたりしたけど、アイドルとして好きというよりは、とにかく顔が好きだったから、ジャニーズというコンテンツ自体にはあまり触れていなかった。

 

時が経ち、大学生の時は趣味に没頭して、ライブに行くどころかテレビを見ることすらままならない生活をしていたので、就職1年目に47の地元公演以来でJUKE BOXに参戦した。

もうエイトはバックにJr.を付けていなかったから、「私が好きなのは関ジャニ∞で、ジャニーズが好きというわけではない」という自分の中の理論が崩れることはなかった。

エイトの他に知りうるジャニーズの情報といえば、職場のジャニヲタ(めっちゃいろんな現場に行ってる)がセクゾ担だったので、当時のSexy Zoneの複雑な状況を聞きつつ、セク鬱という単語を習得したくらいのものだった。

事実、私よりもお昼の情報番組とかを見ている母のほうがジャニーズに詳しく、Jumpの有岡くんとかをちゃんと認識していた。

 

 

Jumpといえば、小学生とか中学生のとき、頻繁にとある友達の家で遊んでいて、たまに少クラを見ては「八乙女かっこいい!」って言ってたな~、なんかそのころA.B.C.とかって話もした気がするな~………なんて思い返していたのだけど、

その後、姉からの布教を受け、A.B.C-Zにハマることになる。

詳細は長くなるから割愛するとして(もう既に長いんだけど)、えびを目当てに少クラやDVDを見ていると、とにかくバックのJr.を紹介し、パフォーマンスを見せてくれる。

ああ、いろんな子がいるんだな~。最近の子は歌もダンスも上手い。気付けば顔と名前が一致するJr.の子が増えてきた。グループとしては、やっぱりはしちゃんが大好きなSnow Manが一番覚えるのが早かった。

 

 

その頃は、トラジャはそんなに少クラに出てなかったと思うので、どこできちんと認識できたのか覚えていない。

えびの初現場がABC座2015で、あまりに美しい如恵留くんのバク宙に息を飲んだ(姉は「ムーンサルトさん」と呼んでいた。軌道が綺麗で月面を描いてると思ったから、らしい。わかる。)

多分、しめちゃんのことはまだ個人として認識してなくて、とにかくいじられる原くんとかの方が先に覚えたと思う。

ちなみに私のえび初現場、なんと運よく自分の誕生日で。今思えば、自分の誕生日に如恵留くんの美しいバク宙に恋していた。なんて贅沢なんだろう。

 

それから、応援屋で、役のままダンスにぐっと入っていく宮近くんが目を引いたから、情報局はちゃかちゃんで登録した。

途中、如恵留くんが足を痛めたのか、今日はアクロバットがなかったよ~というようなことをTLで知って、あんなに美しく、気持ちよさそうにくるくると回る子が、その才を失ってはいけないと思い、「怪我には気を付けて、早く治りますように」と祈ったのを覚えている。

 

その後、キスマイの札幌公演にお邪魔する機会があって、運よくアリーナ後方花道近くだったんだけど、客席に「こう踊るんだよ~」みたいに話しかけている川島如恵留さんに衝撃を受けて、「楽屋に塚ちゃんの写真貼ってくれてるんだもんな。あのバク宙も忘れられないし。応援したい。」と思いながら、何かのタイミングで局登録を如恵留くんに変えた。

そういえばあの時、かくれんぼのコーナーでしめちゃんが制限時間ギリギリに後ろを通りかかって「いないよ~どこ~(>_<)」って客席に聞くでもなくふらふらしてたから不思議な子なのかな…って思ってたけど、蓋を開けてみたら想像の10倍くらい不思議だった。

 

 

それから、少クラのパフォーマンスはトラジャの部分は絶対残したし、夢のHollywoodは聴くたび見るたび泣いた。

ABC2017はほぼ情報を入れないまま観たのでえびの合間にトラジャを見つつ、「あれ?朝日がいない」という気持ちが先行した。

「あれ?MADEが4人。トラジャは5人?応援屋のときの拡輝みたいにどこか違うところで出るんだろうか」ってキョロキョロしてしまい、5人のパフォーマンスに集中しきれなかったのがくやしい。それでも、自分の中で朝日の存在が(ひいてはトラジャが)大きくなっていた証なんだなと思う。

 

湾岸での松松加入はTLで知った。

元々、少クラを見始めて間もない頃にまつくのことを「めちゃくちゃ顔がタイプ!」と思っていたし、まつくと一緒に話題に出るげんげんのことも多少なり知っていた。

松松は運命のシンメなんだよってTwitterで発信していた方のおかげで、松松とは何たるやということを少しだけお裾分けしてもらって、絶対に幸せになってほしいと思った。

そんな松松の物語が、かねてから幸せになってほしいと思っていたTravis Japanの物語に合流することを知ったときは、単純に嬉しかったし、一緒に幸せになろうね…と拳を握った。

 

私は加入自体はポジティブにしか捉えてなくて…えび担だからこそ、新しく始まる物語の煌めきを知っているからかな。

でも多分、えび座で見た5人のダンスももちろん素晴らしかったけど、トラジャのダンスはもう少し人数が多いほうが映えるんだろうな、と思っていたのも根底にある。

あんなに人数が多いのに、こんなにピシッと揃うなんて…この子たちはどれだけ血の滲むような努力をしてきたのだろう、なんて美しいのだろう…というのが、私が感じたトラジャの最初の魅力だったから

でも、複雑な思いが溢れていたのも知っていたし、彼らは優しいから、そういう気持ちも汲みながら進んでいくのだろうな、と思っていた。あの時はまだ、当事者ではなかった。

 

3月のJr.祭りは、行ってみたいけど、年明けてから毎日日付が変わるまで働いてるような状況で、とてもじゃないけど行けんわと思って諦めた。情報局の動画も見たはずなんだけど、仕事が佳境の時期だったから記憶から飛んでた。

 

そんなわけで、

応援してるけど、めちゃくちゃに情報を追っているわけでもない。

なんやかんや忙しくてYoutubeも局動画も全部見れてるわけじゃない。

でも、トラジャのパフォーマンスが好きだし、はじめましての松松も楽しみだし、絶対に素晴らしいステージを見せてくれるから、期待しかない。

そんな思いで迎えたサマパラだった。

 

 

結果、とんっっっっっっでもなかった。

楽しいとかそんな言葉で収まる話じゃなかった。私は「単独公演」を見せてもらうことの意味や価値を正しく理解していない、命知らずだった。

 

特に、如恵留くんがあんなに満たされたみたいに笑いかけてくれるなんて知らなかったし、まつくが亡霊みたいな表情で、突き刺すような眼光で歌い踊るなんて知らなかった。

終演後、ずっと「如恵留く…まつ…まつく……ええ~~~~………」って呟いていた。如恵留くんはスマートで、まつくは天真爛漫っていうベクトルのイメージが先行してたから、おたく大混乱。

 

いまだに広くジャニーズを知っているわけではないので、誰の何の曲か分からないものも多かったんだけど。

えっぐい音ハメとか、細部まで研ぎ澄まされたシンクロダンスとか、一瞬で引き込まれるような表現力とか。トラジャにしかできないパフォーマンスで、全部好きになった。

夢ハリではやっぱり泣いたし(冒頭、まつくの歌が上手すぎて、ちゃんとHollywoodって言ってんのに何が始まるのか分からなくなった)

宇宙に行ったライオンは思い入れが深すぎてしんどい…と始まる前は思ってたけど、Travis Japanは強いしげんげんは歌が上手いし、曲の持つ希望の色が強くなったなと思った。

PLAYZONEは、Travis Japanの魂とか運命とか、歩んできた過酷な道とか、それでも掴もうとしている夢とか。全部全部見せつけられた気がして、叫びながら泣いた。

 

2バル3バル登場が始まる前だったから途中本人たち全然見えないよ~って時間もあったけど、興が殺がれるとかもなく、とにかくずっと楽しいし、ずっと満ち足りた気持ちだった。

ステージから何かを享受する際、パフォーマンスに圧倒されて、ステージの熱量全部見せつけられて呼吸すら忘れてしまう瞬間が大好きで、トラジャもそういうグループだと思っていたんだけど、合間合間は客席に手を差しのべ愛を配って、会場全体を優しい空気で包み込んでくれるんだね。

パフォーマンスには隙がないのに、MCが始まると隙だらけ。えびと一緒だな、そりゃ好きだわ。

 

 

私は現場のリアルタイムよりも、翌日とかに思い返してみて、これまで歩んできた歴史とか、そういうのもない混ぜにして泣くタイプのおたくなんだけど、

本当に冗談抜きにトラパラ終わってから毎日のように胸がいっぱいになって涙が出る。

えびの沼に転がり落ちた時もこんな感じだったから、無駄な抵抗はやめて、もうこのまま身を任せるしかない。

 

前から好きだったし、絶対もっと好きになると確信はしていたから現場落ちの定義に当てはまるのか分からないけど、そして担当という言葉は曖昧にしか使っていないけど、

トラジャ箱推しの女から、現場落ちのトラジャ担になった気がする。

少なくとも、これまでの心の許容量じゃ全然収まりきらなくて、公演中にいっぱいいっぱいになりながら、Travis Japanに座ってもらう椅子を心に準備していた。

 

いい子たちなので、椅子にお行儀よく座ってくれるかと思いきや、案外暴れん坊で、くるくる回ったりやんちゃないたずらを仕掛けたりもする。

でもその中に悪意はなくて、互いを尊重しながら、高め合って高め合って、ポジティブな渦を作っている。さながら幼稚園。

毎日が楽しい。

 

 

さて、先日Youtubeでも公開された、大好きな夢ハリの2番の歌詞。

「過ぎた1幕」って、なんだか少し強い言葉のようにも思えるんだけど、

「俺たちの2幕」に続く言葉が「Life is musical」なので、1幕を切り離して置いていくつもりはなく、ただ時間の経過として過ぎてしまうものであるから、これからは続く2幕をどれだけ最高のものにするか。その意思表示なんだな、と感じた。

 

これからずっと広がってゆく未来を、新たな7人で進んでいく。

でもそれは完全に新たなステージじゃなくて、個々に歩んできた道や、Travis Japanの1幕があったから存在するもので、

彼らは忘れたり切り離したりしないし、過ぎた日々も、ファンと同じように優しく包み込みながら前を向いてくれるんだと思う。

だから、彼らがいつだって光飛び散るステージで輝いていられるよう、その光のひとつになりたい。

私はついに当事者になった。

 

 

 

もっと前から彼らのことをしっかり見ておきたかったけど、何かにハマるときって、自分がそれを必要としているときだと思うので、きっと今だったんだな、と思うようにする。

だからこそ、彼らのこれからを、できる限り一緒に見て行きたい。地方に住んでるし、バックについてるコンサートを狙って行くとかもできないし、東京の大きいコンサートも平日だったら厳しいだろうけど…いや~Youtubeチャンネル有難いったらない。

 

 

 

 

ちょっと如恵留くんのこと。

 

2日目。3バルの真ん中のほう、人と人の身体の隙間から、お立ち台に立つ如恵留くんを見ていたんだけど(マジカルLOVEスティックを白に点灯させていた)、こっちを向いてにこにこ手を振ってくれた!?って思う瞬間があって。

うんうん分かるこっちの方向広範囲に振ってくれたんだろうけど、こんなとこから見てるのに、こっちを向いてくれたかもって思わせるアイドル力~~~~!!!!!!とどえらくびびった。その時も幸せそうに笑ってくれていた。

 

衝動のままにYoutube全部見て、如恵留くんの慈愛に満ちた表情とか、アスレチックで「やっほ~」って戻ってくる声色とか、どんなときも真摯な瞳とかに心を揺さぶられた。

基本的にTravisようちえんJapanの中で異彩を放つ、トラジャ旅はそりゃもう衝撃だった(あの眼鏡が似合いすぎていたことも衝撃だったけど)

通訳もつけず、たった一人で旅を始め、バスでお隣になった方や現地の方をどんどん巻き込んで進んでいく如恵留くん。

すごく乱暴な言い方をすると、何者にでもなれそうな如恵留くんが、何者にもなれないかもしれない(いやほんと乱暴な言い方で、既に自分の中で、多くのファンの中でこんなに大きな存在になっている彼が何者でもないなどと思ってはいないんだけど)アイドルという道を選んでくれたことに、たまらない愛しさと感謝が沸き起こって、どうしようもなくなった。

 

指先まで意識されたダンス、いつでもスッと伸びた背筋。上品に微笑んだかと思えば、くしゃくしゃに目元を崩して笑う。

よく通る声だから、一言しゃべるだけで空気をなめらかに揺らし、その響きだけで場面が移り変わるように思える。この辺は塚ちゃんに似通うものがあるかもしれない。

多芸多才って褒められたいし、自負もしてるけど、まだ武器を増やそうとする、その貪欲さ。

 

箱推しだけど、うちわを持つとすれば如恵留くんかな…っていうスタンスでサマパラ行って、

いや、でもみんな好き…好きなんだけど…うちわを持つなら…やっぱり如恵留くんだよな~~~って思ってる。

パフォーマンス動画はとりあえず8回(全体と個人7人分)見ないと気が済まないから、やっぱりみんな好き。

 

 

 

ところで、ますます如恵留くんのことを何て呼べばしっくりくるのか分からなくてもだもだしている。

さん付けしたくなるけど、如恵留さんは仰々しいし…のえさん…?照れる~!!

 

あの…名前呼ぶ系の曲、カワシマだったりノエルだったりするじゃん。

でもwebでは自称のえさんじゃん。

「お仕事だった?のえさんと一緒だね~(要約)」なんだこの可愛い生き物は~~~~~~~!!!!

 

先人たちの知恵を借りたい。どうやって呼び方を決めたのか…(これまではやすくんだし河合くんだし何も考えずに呼べたの…)

 

 

そんなわけで、トラパラ以降、毎日TDCに戻りたい〜〜って言っているし、仕事に行きたくないときは「のえママあやして」ってうちわ持ちたい〜〜とか言っている。

そうこうしているうちに、ABC座2018にのえしず松松の出演が決定した。あまりにも幸せすぎて、職場なのにニヤニヤも隠さず、すぐに一緒に入る姉に連絡をした。

河合くん、応援屋でちゃか、ジャニ伝2017でうみと個人で絡んでたから、2018年ではまつくと絡んでトリプルカイト制覇してくれないかな。

 

自分がジャニーズJr.に対して当事者意識を持つ日が来るなんて思ってもみなかったので、未だに「まじか〜」って思うこともあるんだけど、

毎日あまりに楽しすぎて、これから先、彼らの見せてくれる世界を心待ちにしながら生きていけることに感謝している。

同じ時代に生まれた特権だから。大切にしたい。

 

 

 

終わろう。

 

 

 

*1:新藤晴一の言葉がいつだって私の教科書だ